チュートリアル
ZMMの使い方を10分で学ぼう。
ZMMとは?
ずんだムービーメーカー(zmm) は、VOICEVOXを使った解説動画を無料で作成するためのツールです。 XMLファイルを書くことで、効率的にテキストを解説動画へと変換できるのが特徴です。
WIP: ここにXMLと動画を貼る
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<content version="0.0">
<meta>
<voiceconfig id="metan" backend="voicevox">
<voicevoxconfig id="2" />
</voiceconfig>
<voiceconfig id="zundamon" backend="voicevox">
<voicevoxconfig id="3" />
</voiceconfig>
<characterconfig name="metan" voice-id="metan" serif-color="#E14D2A" tachie-url="../../assets/metan.png" />
<characterconfig name="zundamon" voice-id="zundamon" serif-color="#379237" tachie-url="../../assets/zunda.png" />
</meta>
<dialogue backgroundImage="../../assets/background.jpeg" bgm="assets/bgm.mp3">
<say by="zundamon">こんにちはなのだ</say>
<say by="metan">ずんだもん、こんにちは</say>
<say by="zundamon">難しい操作は不要なのだ</say>
</dialogue>
</content>
ZMMをインストールする
ZMMを動かすためには、以下のうちどちらかが必要です。
- Docker (おすすめです)
- Java + Chromium + FFmpeg + VOICEVOX Engine (上級者向け!!)
次の各項目では、両方のインストール手順を解説します。どちらでも動きます。
Dockerを使ったインストール
Dockerとは、プログラムをパッケージ化してどこでも動くようにするためのありがたいツールです。 Dockerがあれば、PCの環境を汚さずにどこでもプログラムを動かすことができます。
Dockerをインストールする
Dockerをまだ持っていない場合は、ZMMを動かす前に、Dockerをインストールしましょう。
使っているOSに対応する以下の手順を踏んでインストールしてください。
フォルダを用意する
素材を用意したりするためのフォルダを用意します。トップのフォルダの名前は何でもよいですが、ここでは
movie
としました。
# Linuxの例
$ mkdir movie && cd movie
このディレクトリに以下の内容で docker-compose.yml
を配置してください:
version: "3.9"
services:
zmm:
image: windymelt/zmm:latest
volumes:
- "./:/app"
# 手元にあるフォントを使えるようにする措置
- "$HOME/.fonts/:/root/.fonts:ro"
working_dir: /app
environment:
- "VOICEVOX_URI=http://voicevox-cpu:50021"
- "CHROMIUM_CMD=chromium-browser"
- "CHROMIUM_NOSANDBOX=1"
mem_limit: 4g
voicevox-cpu:
image: voicevox/voicevox_engine:cpu-ubuntu20.04-latest
ports:
- "50021:50021"
mem_limit: 4g
原稿ファイルを用意する
ZMMでは、原稿をXMLで作成します。
ZMMには自動的に必要な原稿ファイル等を生成する機能があるため、init
コマンドを使って原稿のひな形を用意します。
$ docker compose run --rm -it zmm init
/app を ZMMプロジェクトとして初期化しますか? [y/N]?>y
すると、ZMMが必要なファイルを用意します。コマンドの実行後は以下のような状態になっているはずです。
movie
├── artifacts
│ └── html
├── assets
└── script.xml
素材を用意する
動画には、立ち絵とBGMと背景が必要です。サンプルXMLでは以下のような素材が必要です:
movie/assets/background.jpeg
movie/assets/bgm.mp3
movie/assets/metan.png
movie/assets/zunda.png
assets/
フォルダに各素材を用意しておきましょう。
以下のような状態になっているはずです。
movie
├── artifacts
│ └── html
├── assets
│ ├── background.jpeg
│ ├── bgm.mp3
│ ├── metan.png
│ └── zunda.png
└── script.xml
ZMMを起動する
まず以下のコマンドを実行して、VOICEVOX Engineを起動しておきます。
docker compose up voicevox-cpu
別のウィンドウで以下のコマンドを実行して、ZMMを起動しましょう。
docker compose run --rm zmm script.xml
するとZMMが動画処理を開始し、 output_with_bgm.mp4
に動画が生成されます。
_________ ______ ___
|___ /| \/ || \/ |
/ / | . . || . . |
/ / | |\/| || |\/| |
./ /___| | | || | | |
\_____/\_| |_/\_| |_/
0.2.0.3
[pwd] /app
[configuration] voicevox api: http://voicevox-cpu:50021
[configuration] chromium command: chromium-browser
[configuration] ffmpeg command: ffmpeg
Invoking audio api...
⡈ Applying BGM
Done!
ZMMの動画作成フローは、このようなステップで行われます。
- フォルダや素材を用意する
- XMLファイルを編集する
- ZMMを起動して動画を生成する
- XMLファイルを修正する
- (繰り返し)
Javaを使ったインストール
疲れたからあとで書く
チュートリアル完了!
おめでとうございます、チュートリアルは以上です。ここからさらにZMMの各機能を学ぶことができます。